2021.04.26

アルミニウム合金の特性

 今回は弊社で使用しているアルミニウム合金の特徴についてお話しします。

一般的に、アルミニウム合金は

軽量、耐食性、耐冷耐熱性、高熱伝導率、加工性のよさ、非磁性体、リサイクル可能といった特徴を持ち合わせています。

アルミニウム合金には用途別にいくつか種類があり、特徴も異なります。

種類は大きく分けてAl-Si系合金と、Al-Mg系合金の2種類があります。

Al-Mg系合金はそこから更にAl-Si系、Al-Si-Mg系、Al-Si-Cu系の3つに分類されます。

当社では主にAl-Si-Cu系のADC12を取り扱っています。

ADC12は、下記のような特徴を高いレベルで備えており、バランスの取れたアルミニウム合金です。

①機械的性質の良さ

引張強さ、伸び、衝撃強さ等の機械的性質が優れています。

②被削性のよさ

切削加工のしやすさを材料の被削性と呼びます。

ADC12は被削性もよく削りやすい材料となっています。

③鋳造性のよさ

設計の自由度も高く、鋳造が容易です。

当社では、このADC12を使用し、安全性・精密性が高いレベルで求められるガス部品などを製造しています。

興味のあるお方はぜひお問い合わせください。